8.25.2014

ある嘆き

土日も忙しいし、十分に眠れないし、月曜は、雨……。将来の見通しはたっておらず……。金もない。


一体、一体?一体!

ぼくはどこへ進もうとしているのだ。ぼくは、自分のことを考えると恐ろしくなる。今はまだ学生だからいい。学生だからバカみたいなことを言っても許される。
「将来は起業家になるぜ!」だの、「冒険家になる!」「じゃあ私は小説家!」「ぼくは漫画家!」なんでもござれだ。しかし、いくら学生が無軌道と言っても、そんなことが許されるのは就活前くらいだぜ?そんな子どもじみた夢を胸に抱いていた奴らだって、大企業に内定をもらえば東大に受かったみたいに喜んでいるんだ。そしてみんな黒髪に戻してスーツを着て、立派な社会人になるんだ。

お前は……。お前はどうなんだ。大企業の面接をどうしたよ?せっかく履歴書も書いて、速達で送ったのに……「天気がいいから面接ぶちってバイク乗って山に行った」とか、友達に言ってたよな。まあ、それはその通りだった。しかしそれは逃げじゃないのか?本当はただ、大人になるのが怖いんじゃないのか?まじめで誠実な、だれに会わせても恥ずかしくない、一人前の「大人」になるのが。

お前は今日、コリン・ウィルソンの「アウトサイダー」を読んだ。そして、ゴッホに、ニーチェに、ヘッセに、カミュに、自分を重ねて喜んだ。お前は喜色満面で言う。「ここにぼくの姿が、ぼくの人生がある!」

そう、そんなお前の姿を、たぶんだれも知らないが、お前の姿を見た人間は言うだろう。「なんて愚かなんだ」と。お前が「芸術に人生を捧げたい」と打ち明けた女は、お前の愚かさに言葉を失い、お前を一瞬で捨てた。そういうものだ。

お前はただ、自分が交換可能な歯車であると信じたくないだけなのだ。自分は特別な人間で、神に選ばれた人間だと思いたいだけなのだ。だれもが人生の退屈を受け入れて生きているのに、ただお前だけが不平を言っている。忍耐が足りない。教育が足りない。運命を受け入れる覚悟が足りない。臆病なのだ。お前は勇敢なのではなく、ただ恐怖に怯えているのだ。

幸いなことなのか、不幸なことなのか知らないが、お前は好き勝手に生きることが許されている。親はあくまで放任主義だ。たぶん金銭的にも、それほど不自由はない。お前は人生を失敗したとしても許されるだろう。しかしお前自身はどうだ?失敗する人生は辛くないのか?お前は、失敗者だ。たぶん永遠にスターバックスには入れない。マックのコーヒーを生涯飲み続けるだろう。……お前の親も言っていただろう。「俺は教育に失敗した」とね。

確かにお前は病人だ。たぶんだれもが、お前の精神的な病状を知っていながら口に出していない。お前も病識はある。少し図書館に籠もって調べることもした。しかし、病人であることと天才であることは違う。病人は病人で、天才は天才だ。

お前は、目を覚ませ。目を覚ませ。おい、いいか。元に戻るなら今のうちだぞ。頼むから、まともな幸福を掴んでくれ。幸福の道を。いいか、正しい、暖かい、幸福を。冷たく、死の匂いのするような道はやめてくれ。

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