9.27.2014

断食デイ

断食もどきをしている。と言っても、水しか摂らない完全な断食ではない。今のところ、チョコレートとコーヒーは摂っているし、必要を感じたので野菜ジュースも飲んだ。最近勉強に明け暮れる日々なので、脳みそに糖分が行かなければ話にならない。それに、血糖値が下がりすぎては筋力まで落ちてしまう。ただ食事は丸一日していない。

酒は前から断っているし、「あの按摩」もしていない。カフェインを除いていろいろ断っている。これまで一ヶ月くらい、酒は飲む、むやみと按摩するで不摂生だったので、ここで生活をリセットしようというわけだ。

ダイエットとか、そういうはっきりとした目的はない。何か精神のわだかまりに、区切りをつけたいという曖昧な要求による。女が髪を切る心理と似ているかもしれない。

たった一日の断食と、数日の断食と禁欲だけでずいぶん見違えるようになった。水泳の習慣を戻したことも影響しているかもしれない。酒を飲んでいた時期は、ずいぶん自分の将来を案じたり、自分の無能さに嘆く日があったけど、ガラスに映った自分を見て安心した。ずいぶんと鋭い目つきをしていたのだ。顔が締まり、目に光が戻ってきた。

「こういう目をしているなら、まだ俺は大丈夫だろう」

と自信がついた。まっとうな、人間らしい人間に戻ることができたようだ。

神経もいつもの健康を取り戻した。音楽に対する感受性が戻ってきたし、秋の風景を美しいと感じるようにもなった。酒と飽食は本当に神経を鈍らせるものだと実感する。ぼくはアル中の作家である中島らもの作品もブコウスキーもヘッセも好きだ。しかし、ぼくのような人間は酒でダメになってしまうたちだろう。

かといって、過度の禁欲も才能を奪うことをぼくは知っている。だから難しいのだ。

禁欲的芸術家などほとんど考えられないが、禁欲的な若き学徒はそう珍しくはない。……だいたい、私は、性的禁欲が、エネルギッシュで独立独行の行動人や、独創的思想家や、勇敢な解放者、改革者などを生みだすのに役立つという印象を持ったことがない。性的禁欲はお行儀のよい弱虫を生むことがはるかに多い。そして、その弱虫は長じて、強力な個人が示す範にしぶしぶ従うような大多数の人びとのなかに埋没してしまうのである。(「創造のダイナミクス」ストー)

だれだって、弱虫にはなりたくないというのが本当だろう。マアとりあえず……明日まで食事は断とう。

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