12.30.2014

甲状腺がんが増えている

福島で甲状腺ガンの小児が急増しているという。

甲状腺がんの子103人〜福島で10万人に30人

なんていうか、予想通りだ。

大気中にばらまかれた放射性ヨウ素は、食品や生活用水に濃縮される。チェルノブイリの場合では、牧草を経由し牛乳に蓄積された。作物などを介して体内にはいった放射性ヨウ素は、甲状腺にさらに蓄積される。甲状腺とは、代謝調節機能を担うのど元の小さな器官である。

蓄積されたヨウ素によって、内部からDNA合成を障害され、やがて異常増殖細胞であるがん細胞ができあがる。このがん細胞は、成長するまで時間がかかる。1cm大になるのに10年だったかな。だから、三年後の今になって甲状腺ガンが増えることになる。

甲状腺ガンは比較的正確なヨウ素131の内部被爆マーカーである。というのも、甲状腺ガンというガンはなかなかレアだからである。実際に、被爆で肺がんや白血病も増大するだろうが、こういうのは母数が大きいのでなんとも言えないだろう。甲状腺ガンは違う。増えたらはっきりと放射能のせいだな、とわかる。

被爆したらガンが増える。当たり前のことだ。これは砂糖をとりすぎたら糖尿病になるのと同じくらい当たり前だ。当前のことが当前に起きているので、別に驚くことはない。驚くことはないが、国民はいつ気づくのだろう。まだ対岸の火事かな。「東京で甲状腺ガンが急増」ってなったら、一転して大騒ぎになりそうだな。まあ報道しないんだろうけど。

ぼくの大学の東大出の教授は、2011年当時、こんなことを言っていた。「福島の子どもたちは、チェルノブイリのときと違って牛乳を飲んでいない。だから甲状腺ガンが増えるか、まだわからない」東大卒なんてこんなものである。こういうおバカが「食べて応援」なんて言わせているのだ。

言ってしまえば、「食べて応援」とはさとうきび農家を守るためにマグカップ一杯の砂糖を飲み込むようなものである。こんな歪な応援が当たり前になっている。



なんでこんなことを書くかというと、魚介類の産地偽装を最近知ったからである。つまり、三陸沖でとれた魚を、三重県や千葉県までわざわざ持って行って水揚げし、さも三重県や千葉県でとれたかのように売っているのである。

ぼくはこの三年間、いちいち原発付近の魚をはじいていた。スーパーで、うまそうなカツオだな……半額になってるし……今日の晩飯は豪勢だなあ、と思って手に取ると、産地が三陸沖になっているので泣く泣く諦める、ということがよくあったのである。

それで、千葉県ならちょっとヤバいけどグレーくらいだよな、と思ってサバとか買っていたわけだ。はい。まんまと騙されました。国民に被爆を避ける権利なんてなかったんですね。

ぼくのこういう選別を「身勝手」「神経質」「風評被害」「キモイ」と言うひとがいるかもしれないけど、たぶんグローバルスタンダードな価値観でいくと、当然というか、もう東京にもうんざりして逃げ出すのが普通だと思います。今では「汚染水が海水に漏れ出ましたー」ってニュースでやっても「ふーん」でしょ。その感覚の方が、異常なんですよ。

こういうことを言うとなぜか叩かれるので、普段は言わないようにしてるんだけど。本当に危ないんですよ。放射能が危ないってのは、当たり前ですよ。で、原発事故の責任は東電や政治家にあるんで、国民のぼくらがわざわざ負担する必要はないんですよ。

本当に、若い女性とか、お子さんには安全な食品を食べさせてあげてください。七十歳くらいのおじいちゃんなら、細胞分裂が盛んではなく、ほとんど被害はないので、そういう方に食べさせた方がまだ危険は少ないです。

福島の子どもたちの健康をお祈りします。どうかみんな、安全に楽しく過ごせますように。そして、日本が国民の健康を守る正しい国になりますように。

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