1.17.2015

悪の感染

人間の大いなる危険は病人である。(「善悪の彼岸」)

ぼくははっきりと、日本という国が嫌いになってしまった。

だからといって、海外に行っても同じことなのだろう。フランスもまた、気持ちの悪い国になってしまった。自由と言論のメッカだった、フランス。

おそらく、これほど世界が歪にゆがめられた時代もないのではないかと思う。ぼくの感情は、日本への失望というより、広い意味での、国家というものへの絶望だろう。

あるいは、かわらぬ歴史の繰り返しなのかもしれない。いつの時代でも、民主主義のため、正義のためと政治家が言い出すときこそ、危険な時代の始まりだったのだから。

自然的な、清潔で美しい人間の思想は駆逐されて、吐き気をもよおす概念がウィルスのように蔓延している。

「自然に還れ」というルソーの思想は、縄文時代の史実と合致している。縄文時代の遺跡からは、武器がひとつも見つからない。戦争がなかったのだ。それに、女性の装飾品が多く、女性が大事にされていた社会だと考えられている。

ひとは、本来、平和に生きてゆくことができる。このことをルソーは知っていた。リヴァイアサンは想像上の怪物でしかなかった。

悪は伝播する。

人間はその素体としては、悪も善もない存在である。しかし、悪は伝播する。

ある平和的な人物がいる。ある日、彼の財産が盗まれて、その日から彼は貧困に陥ったとする。彼は、盗むという行為の醜さをだれよりも知っている。しかし、頭からは「盗む」という概念が離れない。

「盗み」によって今の苦しみがあるならば、なぜ私は盗んではならないのか?

ついには、彼は盗みをはたらくようになる。なんらかの迫害が、次の迫害を産む。これが人間の悲劇であり、悪の感染である。

学校でのいじめがなくならないというが、これも自然である。大人は大人を迫害している。大人は子どもを迫害している。ところが、子どもが大人を迫害することは、できない。そうであるなら、どうして子どもが子どもを迫害することだけ、辞めさせることができるのか。

いじめっ子を憎んだところで、何になるのか。「いじめを無視する人も、いじめに荷担している」という信じられない暴論がまかり通っている。子どもは何も悪くない。悪いのは、教室に大人が持ち込んだ毒素である。

悪は伝播する。人間は治療されなければならない。この二千年は病的な歴史だった。

最近歴史を勉強することが多いのだが、過去に起こったことのほとんどすべてが、気に食わない。ぼくの趣味とは合致しない。ぼくにとっては今のところ、縄文時代が唯一のユートピアであり、地上の楽園だったと思う。

現在、純粋な縄文人たちは、北海道の隅と沖縄という日本の両端に追いやられている。そうして、基地を押しつけられたり、奴隷労働をさせられたりと、散々である。正しい人間は常にこう扱われる。病人には、健康な人間が許せない。

別に日本だけに起きたことではない。アメリカのインディアン、オーストラリアのアボリジニも同様だ。

しかし、1788年よりイギリスによる植民地化によって、初期イギリス移民の多くを占めた流刑囚はスポーツハンティングとして多くのアボリジニを殺害した。「今日はアボリジニ狩りにいって17匹をやった」と記された日記がサウスウエールズ州の図書館に残されている。(アボリジニ - Wikipedia

世の中はまあ、こんな畜生みたいな奴らばかりである。



縄文系、弥生系。日本人の七割は弥生系と言われる。

なぜか首都圏は弥生系が多い。

ぼくは顔の作りがほとんど完全に縄文人なのだが、ぼくは東京を見捨てて、地方に行こうとしている。血が嫌う、ということがあるのかもしれない。


このまえ、エアアジアの社長からメールが届いた。もちろんぼくだけでなく、すべてのユーザーに届けられているのだろう。

いつもエアアジアをご利用いただき誠にありがとうございます。 この数週間は、13年前にエアアジアを立ち上げて以来、私の人生で最も困難で苦しい時間です。
私たちが受け取ったすべての暖かい言葉とサポートに対して心から感謝しております。皆さまから愛と励ましのメッセージをいただき、これからの安全な運航とサービスに対する決意を一層強くしております。調査の進捗状況に関しましては新しい情報が入り次第随時アップデートさせていただきます。
お客様が安心してご利用いただけますよう、私たちは当社の製品とサービスの見直しを徹底的に行い、より良いサービスをお客様にご提供できるよう努めてまいります。
最も困難な時ではございますが、これからもお客様により良いサービスを提供してまいりますので、よろしくお願いいたします。
17,000名のエアアジアの従業員と共に、QZ8501に搭乗していたご家族の方々や愛する方のために祈り続けます。


ぼくはまだエアアジアという企業を信じている。大部分の国にぼくは失望するのだが、マレーシアという国はまだ信じられるし、その旗手であるエアアジアも同様。


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