2.23.2015

世界一高い携帯料金

日本という国は世界一高いものだらけであってそれというのも市場原理が機能しておらず談合により値段が決まるからだと言われている。

某社が100円で売っているところに別の会社が80円で売る、ここに価格競争が生まれる。その競争で消費者は安くて良い商品を得ることができるのだが、ほとんどの場合このようにはいかない。力をつけた大企業はその力でもって新企業を取り込み、癒着する。

例えばジュースの値段が現在は130円で統一されている。これは事実上カルテルであり独占禁止法に触れるのだが、大企業であれば官僚や司法も抱き込んでしまうので追求されることはない。

この商慣習はあらゆる国内向け商品で行われている。高級時計やスーツでもそうだし、ポテトチップスやカップラーメンでもそうである。だから、海外に行くとあまりに食料品やブランド品が安いので驚くことがある。

資本主義とは何のためにあったか、まず考えるべきだろう。その根幹にはひとびとが豊かに暮らすという目的がある。だから、普通は社会で軽蔑される「商人」はこの世の春を謳歌することが許されたのである。



というわけで大学卒業にあたり携帯料金が自腹になったのでどうしようかと考えて、調べていると、ぼくひとりで月に9000円も払っていることがわかった。これには仰天した。あまりに高い。

月に9000円という内訳は、パケ放題、端末、他サービス料ということらしい。ぼくは特別贅沢な携帯ユーザーではない。おそらく一般的なiPhoneユーザーであると思う。ということは、普通のiPhoneユーザーは、これくらい払っているということだろう。

月9000円、一日にすると300円である。学食の昼飯と変わらないのだ。こんなものを払い続けていたのか……(親に払わせていたのだが)。これにはiPhoneの端末代も入っているはずだが(つまりローン)、これを抜いても5000円程度にはなるはずで、恐ろしい商売だと思う。たかだか電話である。

調べてみると、格安SIMというサービスがあるらしい。SIMを差し込むことで、ネット通信が可能になる。こちらは、最安で月額1000円を切る。高速通信(4GやLTE)も可能だが、少し割高になる。ぼくは一日にだいたい100MBはネットをしていることがわかったので、4Gまで高速通信のできるサービスにしようと思うのだが、それでも月額1500円程度である。
(さまざまな会社があるが、ぼくはiij mioにしようと思う。廉価だし、安定しているらしい。iij mioはドコモの電波塔を使っているので、通信も安定していると思われる)

また通話機能についても、050から始まる電話番号で通話可能なサービスがある。こちらも料金は様々だが、月額0~300円、通話料金は三大キャリアよりずっと安いらしい。ただし、110番通報や119番通報ができないというデメリットがあるとのこと。

以上を踏まえると、「ネットと電話がしたい」のであれば、端末代は別として、月1000円で携帯は持てるのである。そうして、LTEが使いたい、というのであれば月1500円で済む。


まったく、ぼくは自分が情報弱者だったと思う。なぜソフトバンクやauやドコモで、月5000円も払わねばならないのだろう。これは本当に疑問だ。

そうして、世の中の大多数の人間がCMや慣習にだまされて、格安SIMの何倍もの料金を払っているという構図はそら恐ろしいものがある。おそらく、メディアが格安SIMの存在を抹殺しているからなのだろう。大手スポンサーの害となることは決してできないのがメディアである。

そういうわけだから、「これ、もしかして高すぎるんじゃないか?」と思ったことは、しっかりと調べあげることが個々人に要求されるのだと思う。まず気づくこと、それから時間をかけて調べることだろう。

日本では世界一高い料金というのが数多く存在している。高速料金や自動車の維持費もそのひとつで、東京からある地方に車で行こうとしたら、飛行機の10倍時間がかかるくせに、高速代+ガソリン代で飛行機代より高くつくという奇妙な現象が起きている。また自動車免許はその取得だけで30万円かかるが、こんな不合理な制度は世界で日本だけだ。

上述した内容は回避する術がないものがほとんどだが、しかし中には携帯料金のようにコストを下げることが可能な例もある。そうして、「そもそも車は持つ必要があるのか?」と考えてみることも有効だと考える。

それにしても、ブラック企業に勤めて、夜23時に仕事から解放されるような人びとに、ものごとを調べあげて考える時間があるわけがなく、一日10時間もテレビを見るおばちゃんやボケはじめたおじいちゃんにはSIMの差し替えなど難解すぎて理解できるはずもなく、気づかないうちに搾取されつづけるというのが、この日本社会なのだろう。

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