3.03.2016

いったい何なのか

昨日は唐突に鬱病めいた発作に襲われた。

きっかけはささいなことだったが、それは私の神経症が原因として起こったことだった。

そのことによって、私は幸福だった日常から、一気に転落した。

重苦しい憂鬱が、私の言葉から覇気をうばった。どんなにがんばっても、かすれた、消えそうな声しか喉からでない。また、動作は緩慢で、まるで全身のあらゆる関節がひどい炎症を起こしているような気分、少し歩くにも大儀といった具合だった。

仕事を辞めよう、休みたい、と思った。辞めよう、何もかもおしまいだ。
自由になりたいと思った。また、なにもせずにしばらく休みたいと思った。

同時に自分を笑う自分がかすかにいた。私はどうあっても不幸になる運命なのだ、と。幸福とは、永遠の不幸の幕間でしかない。私は神経症なのだ。一生苦しむことが運命づけられているのだ。そうでなければならない――

急滑降である。その日は朝食を食べなかったが、昼食を食べる気にもならず、夕食も結局食べなかった。食欲をどこかに置き忘れてしまった気分だった。ただ、酒はたくさん飲んだ。家に帰って、すぐにビールを一本あけた。その日は、ビールの大きい缶を3本と、チューハイを一本買っていた。それらは結局、すべて飲んでしまった。つまみも買ったが、結局開けなかった。

それでも、明日は仕事という意識があったから、ストーブで沸いていたお湯で、カップラーメンを食べた。味はまるでしなかったが、かといって胃が拒絶しているような感じもなかった。全身が、すべてに無関心のようである。こういうものかと思った。私は鬱病になったことはないから、新鮮な気分だった。

憂鬱になったときの対処法……私は少し慣れている。

TEDの動画を見る
ex1: シェーン・コイザン: 「今でもまだ」―いじめに悩む美しい君たちへ
You built a cast/ around your broken heart/ and signed it yourself.//
You signed it,/ "They were wrong."//

ex2: ケビン・ブリール: うつ病をわずらうコメディアンの告白
私が信じる世界とは 誰かの目を見て 「地獄を体験している」 と話したら 見つめ返して 「私もだ」と言ってくれる世界 これで良いんです 鬱でも大丈夫 私たちは人間ですから 悶えたり 苦しんだりします 血が出て 泣くこともあります もし 真の強さとは 決して弱さを見せないことと 思われていたら 間違っていると 伝えたい 間違っています 反対なんですから 私たちは人間です 問題を抱えています 完璧な人なんていない それで良いんです 無知を克服しましょう 不寛容を止めて 不名誉も払拭しましょう そして 沈黙を打ち破るんです タブーを取り払いましょう 真実を見て 話し合いを始めましょう なぜなら 1人で 戦っている問題の 唯一の解決方法とは 一緒になって戦うこと 皆で結束するんです 私は できると信じます そう信じています みんなありがとう 夢が叶いました ありがとう (拍手) ありがとう (拍手)
これをteenagerが講演したというのだから、アメリカはすごい国だ。

良い音楽を聴く
良い音楽は人によってさまざま。私はチャーリー・ヘイデンとハンク・ジョーンズのベース&ピアノのスローテンポなジャズを聴いた。例えば、"Nobody Knows the Trouble I've Seen" 誰も知らない私の悩み

涙は、

ボロボロ出た。一年分の涙が出たかもしれない。情けないことに、オイオイと声を出して泣いた。人間こんなに泣けるものなのだな。涙って、人体からはこんなに出るものなのか。

原因は、私を10年以上悩ませている神経症に違いない。私はしばらく、それから逃れられたと信じていた。しかしそれは迷妄だった。そのことを知って、私は絶望した。それだけのことだ、それにしても、最近流行りの学説のように、神経症が鬱病の予防線だとすれば、神経症の治りかけだからこそ、ひどい憂鬱に陥ったのかもしれない。

翌日は、普通に起きた。うつ病は朝が憂鬱だと知っているから、これは意外だった。食欲は絶無だったが、出勤途中のコンビニで菓子パンを買い、胃に入れた。糖分が補給されて、少しはましになった。目はたいへん腫れていた。これまでにない腫れだったが、ちょうど春だったので、「花粉のせいだ」と職場の人々に言い訳することができた。

仕事はふつうにした。今日は極めて多忙であった。作業療法のようなもので、行為に没我した方が、精神には良いようだ。20時まで仕事をして、解放されたいまは、少し落ち着いている。相変わらず食欲はない。何もかも不味いか、何も感じないかだ。

風呂に入る気力も起きないのが、少し困っている。家では酒を飲むだけしかできない。

これがどう転帰するのか、私にはわからない。

うつ病!私もこの仲間入りか、と思うと感慨深い。自己診断だが……。もっとも、すぐに鬱の状態から解放されそうではある。というか、そう期待したいと思っている。

私の寝床には、ヘッセの本が転がっている。その本には、こう書いてある。「地獄は克服できる」。

1 件のコメント:

  1. 私は鬱状態だった過去がある
    過去といったが“今”や“未来”の状態でもある

    あなたの状況は異常なことではない
    根っこのところでは皆がつながっている
    あなたも私もそして誰かも一つなのだから

    あなたの問題は私の問題でもある
    または私以外の誰もがの問題でもある

    ヘラヘラしてる同僚だって隣のおじさんおばさんだって
    関心をよせているあの人だってそう

    地球を含むすべての存在の問題、出来事である

    ポジティブポジティブと世間は騒ぎ鬱をはじめとするネガティブは醜悪な極悪人のような扱いであるがあなたが(そして私が誰もが) 抱えている問題が存在してこそのポジティブなのだ

    超絶なネガティブを経験するから超絶なポジティブの経験が現れる
    ネガティブなが乏しければポジティブも乏しい

    あなたはこの牢獄ともいえる地球に窓があることに気づいている
    その窓の外の世界に気づきはじめている




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