5.24.2016

旅と仕事と

旅の構想を立てていて、それは大変楽しみに思える。

一方で、大企業の重役から仕事の紹介があって、それもまた楽しみに感じる。田舎の小企業で仕事をしているだけの私が、重苦な仕事に耐えるだけだった私が、とある「つて」を通じて、それなりに評価され、好待遇の仕事を斡旋してもらえるとなった。一個の成功談と言えるだろう。その仕事は、全国を転々とするために、一戸建てでのんびりというふうにはいかないが、いまよりも刺激的で楽しいものになると思われる。給料もいまよりずっとよく、労務管理も徹底している。8時間以上働く必要もないということだ。

そのオファーを蹴って旅に出るのか、それとも転職を経験してから旅に出るのか?ということを考える。私はまだ27歳だから、とりあえず――転職して労働者の生活を続け、それから旅に出るというのも悪くない。旅の資金というか、全財産がいま300万円あるのだが、半年働いて500万円くらいに増やせば、まず金には困らない旅ができるだろう。地球2周くらいはできるかもしれない?

それとも、折衷案として退職から2,3ヶ月だけ猶予をもらい、その間旅をして、帰ってきたら就職という形が良いのかもしれない。数ヶ月間でも、十分旅はできるものだ。時間に急かされる旅にはなるだろうが……。東南アジア~オーストラリアルートか、米国~カナダ~南米というルートを堪能することはできるだろう。

金があるということ、しかもそれなりに潤沢にあるということ……これが信じられないでいる。いままでの私は、つねに金銭的に困窮していたからだ。長く使うものだから、2万円のブランド品のバックパックを買ってしまおうと思うし、Kindleを躊躇なく買うことができるし、3000円の十徳ナイフとか、同じくらいの値段のコッヘルやバーナーを、スナック菓子でも買うかのように買うことができる。今までは、金を貯める一方だった。これからは、使わなければいけない。300万円を、いかに使うかの勝負だ。

それにしても、あんがい旅行に金はかからないのかもしれない?飛行機代は、せいぜい数万円。なんと言っても、これにいちばん金がかかるものだ。それ以外では、滞在費なんて、ほとんどかからないのではないかと思われる。治安が良い先進国では野宿をし、それ以外では安宿に泊まる。一日の滞在費は、どれだけ多く見積もっても5000円以上にはなるまい。ということは、100万円あれば200日間はいけるし、感覚的には一年間は簡単に滞在できるのではないかと思う。

バイク旅行はイニシャルコストがかかるけど、タクシーや飛行機代などの移動費を抑えることができる。とにかく、何年か前のアジア旅行でのタクシー交渉には辟易とさせられた。運転手と揉めて、金を投げつけて渡すということもあった。それに、時間に追われるのが嫌なので、飛行機や電車の時間に神経質になったり、それに急かされたりするのが苦痛でしかたない。

そういう煩わしさから解放されるのはありがたいし、そもそも「歩く」という行為が、私はあまり好きではない。歩くのが嫌なために、駅に近い比較的割高なホテルに泊まるということがあった。バイクであれば、その点は解消されると思われる。以上のようなことを考えてみると、移動がバイクになってもそこまで旅行コストが割高になるということもなさそうである。

こういったことから、金にはあまり糸目をつけずに旅しようと考えている。転職先を決めてから旅に出るのか、それともいきなり世界一周などしてしまうのかわからないが、現実的には前者になるのかもしれない。結局、私はつまらない人間であるということだ。何もかも捨てようという気にはなれない。まあ、段階的に行こうと思う。数ヶ月は旅にでる。それから、就職する。その仕事を辞めたら、最後にはまた旅だ。

今は旅の準備が、楽しくてしかたない。アウトドア用品や、ガジェット類が進化している。荷物をいかに軽量コンパクトにまとめるか?ここで旅人としてのセンスが問われるものだ。

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