5.14.2017

ニート惑わず

くっだらないことばかり書いていてそれに対する羞恥はある。「羞恥、羞恥、羞恥ーこれが人間の歴史なのだ」とだれかが言った。

やはりこのブログに書くのがしっくりくるなあ。垂れ流しはよくないと思っていても書いてしまう。

昨日、図書館でミヒャエル・エンデの「モモ」を借りた。哲学書や講義で何度も引用されていたので。岩波文庫にあるかな?と思ったら児童書コーナーにあってびっくりした。うーん、私が小さいときに読んで理解できたかな?

ミヒャエル・エンデは「はてしない物語」で有名だと思う。映画を小さい頃に見た記憶。



「モモ」はというと、かいつまんで言えば産業社会批判の本で、灰色の「時間泥棒」と戦う少女の本。いや、読んだらボロボロ泣けてくるんだな~。なんでだろう。

そのときトランジスター・ラジオの男の子がきゅうにこっちをむいて言いました。
「でもぼくはな、ぼくはまえよりずっとたくさんおこづかいをもらってるぜ!」
「あたりまえさ!」とフランコはこたえました。「そりゃあな、おとながおれたちをやっかいばらいするためなんだ!おとなは、子どもたちがいやになったんだ。でも、おとなじしんのこともいやになってる。なにもかもいやになってる。これがおれの考えさ。」
「そんなことあるもんか!」と、はじめての男の子はいきり立ってさけびました。「ぼくの親はぼくをだいじに思ってるよ。でも、いそがしいんだ、どうしようもないじゃないか。ひまがないんだもの。そのかわりに、ぼくにトランジスター・ラジオまで買ってくれたんだよ。とっても高いんだぜ。だから、これがいい証明じゃないか――それとも、ちがうかい?」
みんな、だまりこみました。
するととつぜん、きょうの午後じゅうみんなの遊びのじゃまばかりしていたはじめての男の子が、しくしく泣きだしました。いっしょうけんめいに泣くのをこらえて、泥だらけのにぎりこぶしで目をこするのですが、涙はとめどなく流れて、よごれたほっぺたに二本のすじをつけました。
ほかの子どもたちも、何人かは身につまされたようにその子をながめ、何人かは地面に目を落としました。みんなにはその子の気持ちがよくわかったのです。ほんとうは、みんな同じように泣きたい気持ちでした。だれもが、じぶんが見はなされた子どもだと感じたのです。(大島かおり訳)
ゆとり世代の両親はバブル世代のことが多いから余計に共感できるんじゃないかな。

ほんと資本主義ってアホくさいシステムだと思うけど、みんながんじがらめになっている。いちばんの被害者は子どもたちだね。だれも幸福にならないよ。

搾取しまくってる金持ちも、幸福ではない。彼らは本来下にあるべき人間だから、いくら金や地位があっても幸福になれないんだな~。



読書感想はここまでにしておこう。日曜日は、ニートにもお休みの日なんだ。図書館が人でごった返しているから。平日昼間の静謐な図書館で本を読んでいると、一生ニートでいいや!と思えてくる。

久しぶりにTEDを見たら、感動的な動画を発見。


年に二ヶ月だけ働く。一ヶ月は、種をまく。もう一ヶ月は、収穫する。それで家族6人が食べきれない米が採れる。
日に15分働く。それで家族6人が食べきれない野菜が採れる。
一日二時間だけ働く。数ヶ月で、家が完成する。都会で働いてる奴は、30年ローンで家を買うのに!

おっさんは、この動画を見てまた涙を流した。

そう、life is easyなのだ。我々は地球の恵みを軽視しすぎる。人間の力を過小評価する。自然ではなく人為的なシステムに依存するようになった。依存とはすなわち隷属である。自然に隷属するのか、人に隷属するのか。私は前者がいいな~。東京や大阪よりも森とか海が好きだからね。

産業社会の奴隷は「無能化」という鎖をつけられているのだよ。食材を自分で調達できない。料理つくれない。家を自分で作れない。車を自分で直せない。病気や怪我を自分で治せない。自分で学べない。考えられない。何をするにも他人任せで、そうすると金が必要になる。

生きるのには金が必要だ!そして金を稼ぐためには、労働しなければいけない!こうすっとブラック企業ができあがるわけ。労働に依存して、それ以外はできない「人間モドキ」のできあがり。アホくせ~システムだな。

労働者本人は「これは私の選択だ!」「自由意志の結果だ!」「私は今の生活に満足している!」とか言うかもしれないけど、もう私の目にはフォアグラ工場のアヒルさんにしか見えないんだよな(^ω^;)ガーガー

伏せ字はBullshit。

「抑圧された者たちの伝統は、私たちが生きている〈非常事態〉が実は通常の状態なのだと、私たちに教えている。」と言ったのはベンヤミン。天ばかり見るな。大地に生きよ。とだれかは言った。



私はもう毎日6,7時間くらい読書ができて、あとはネットがあればもう何も贅沢は言わないな~。そのことを心底確信してしまった。将来に対する不安がない。強いていうなら、将来の不安がないことが不安だ。

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