7.02.2017

恋敵としてのプーチン

夢日記。

Sとプーチンが出てきた。Sとは働いていたときに好きあっていた女で、私の神経症的とらわれを大きく治療してくれた、優れた女である。いまは別れているのだが……。

で、夢のなかで私はSと付き合っていた。それは幸せな生活であった。しかし、Sが突然別れを切り出す。その理由は、「プーチンと付き合うことになったから!」というものだった。

プーチン


はじめはSの裏切りが許せず、私はSを叱責したり、追いかけてひっぱたいたりしたのだが、結局はプーチンにSを取られてしまった。

しだいに私は冷静になって、「プーチンなら仕方ないか」「私が女だったとしても、うだつの上がらないニートよりも最高権力者であるプーチンを選ぶよなあ」と納得した。

どうせすぐ捨てられるに違いない、なにせプーチンはモテるだろうからな。と私は期待を抱いていたのだが、あんがい、プーチンはSを大事にしているようで、テレビにも新聞にもアツアツカップルとして交際が報じられていた。

まあ、幸福なら良かったな。プーチンは男前だし、エスコートが上手そうだった。そりゃ、ロシアのトップだものな。私も消されないように注意しないと……。




で、この夢の意味はなんだろう。

私がいまだにSにある執着を持っていることは間違いないだろう。

それに加えて、私が権勢へのあこがれを持っていることも指しているのだろう。私はヒエラルキーの外側にいる。あるいは、最底辺。

いまのところ種のなかのオスとして、トップを目指そうという気はない。通常、男はそういうところを目指すものだ。社長を目指したり、大富豪、ノーベル賞、ドンファン、あるいはオリンピックとか……。まあ、ヒエラルキーの頂点へのあこがれは、男を支配してやまない。

私はそういった領域への欲望を、あえて封じているようなところがある。当然ながら、私にも権勢への欲望はある。しかしそのための努力が……めんどくさい。私はもうおじさんなのだし、自分が何者にもなれるという期待をとうに失っている。

なにか頂点を目指すということが、すでに罠であるというような不安を抱いている。私は二年間会社員だったけど、これも罠だった。私は一生懸命勉強したのち、大学教育を受けたけど、これも罠だったという気がしている。この世は無知な人間を絡めとるトラップに満ちており、容易に動けないというのが私の実感。何もかも商品化されており、したがって何もかも搾取のツールとなっている。

そうだから私はヒエラルキーの外側に自分の居場所を求めるようにした。隠者としての生活。……もっともこれも別の形の権勢への衝動の結果ではあるだろう。

いずれにせよ私はプーチンのような権力者とは対極にある。トランプや安倍ではなく、プーチンというところが(我ながら)おもしろい。プーチンは不潔感がなく、肉体的に壮健で、求心力を持ち、また権謀術数に優れた怜悧な知性を持っている。マキャベリの理想としそうな君主らしい君主である。

おそらくSのような聡い女性は、プーチンのような権力者と結びつくのだろうし、それが正解だと私は思う。とにかく女性の幸福とは、妊娠、出産、子どもの成長であると私は思っている。不安定な精神を持つニートなど子育てに向いているはずがない。

私も別の人生があったらプーチンのようになっても良い気がする。それは平穏とは程遠いだろうけど。

……

ああ、それにしてもSは元気でやっているのだろうか?私も地元に帰ったので、いろいろと女探しをしている。けれど、S以上の女性は滅多にいるものではないな。

夢の暗示のもうひとつは、Sが運命の人と出会ったということなのかもしれない。まあ、それも良いことだろう。Sが与えてくれたものはとても大きい。思い出は美しいままの方が良いのかもしれない。


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